第2回特別上映会『ドーバーばばぁ  織姫たちの挑戦』
(C)Duck Duck Goose
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ドーバーばばぁ  織姫たちの挑戦

2011年/日本/116分
監督:中島久枝監督/ナレーション:小林優子/カメラ:中島久枝、関 大輔/音楽:野崎 博樹/MA:山田陽/アニメーション:フシギナ/編集協力:佐々木専/制作協力:鈴木竹志/制作:Duck Duck Goose

 

日 時:2012年4月6日(金) ①14:00~ ②18:30~(各回30分前開場

             各回上映後、中島久枝監督の舞台挨拶、Q&Aあり!

               16:20~16:50 監督を囲んでロビー交流会(無料) 

 

会 場:横浜市西公会堂

    (横浜駅西口徒歩10分/相鉄線平沼橋駅徒歩8分/TEL045-314-7733)

 

後 援:横浜市教育委員会

 

 

作品紹介:

 

 この映画は、54歳から67歳までの女性6人が、親の介護や家族の世話という日常を抱えながら、ドーバー海峡横断リレーという非日常にチャレンジする様子を、2年間に亘って追いかけた作品です。
 同世代の同じ問題を抱える女性やこれからの高齢化社会を生きていく様々な世代の方々が、前向きな考えを持って、何かにチャレンジすることの楽しさ・大切さを、6人のおばちゃんたちが伝えてくれます。
 

“泳ぐこと” は、生きていくということに似ているのかもしれない。

 

人間は日々の営みの中で、様々な困難に直面します。
ほんの些細な、日常のひとコマのような困難もあります。
乗り越えるのを諦めてしまいそうな大きな困難も、時として我々を襲います。
3.11に我が国を襲った「東日本大震災」などは、まさにそんな、“大きな困難” と言えるでしょう。
しかし人間は、どんな困難にも、諦めることなく立ち向かっていけます。
困難が波のように繰り返し襲ってきて、一人の力では乗り越えられそうになかったとしても、励まし合える仲間がいればきっと乗り越えられる。
時に波を突っ切って、時に波をやり過ごして…
この物語は、人生の折り返し地点を過ぎた中高年の女性たちが、
様々な困難を抱えながらも、

ドーバー海峡横断リレー(open water swimming)に挑戦した記録です。
彼女たちは言います。
「日々の暮らし(困難)から逃げるために泳ぐのはなく、

日々の暮らしをやり遂げるために泳ぐ」のだと…
彼女たちは泳ぐことでリフレッシュし、新鮮な気持ちでまた日常に戻っていけるのです。
彼女たちにとって水泳は、生きる術(すべ)なのかもしれません。
例えわずかでも、手を、足を使っていれば前に進める水泳。
水泳は決して後ろに進むことはできません。
それはあたかも、私たちの人生のようです。
誰の人生も必ず未来へ向かうもの…ひとかき、ひとかき、確実に…
この物語が、ほんのわずかでも、

人々に勇気や希望を与えられたら、と願ってやみません。
                                               『ドーバーばばぁ  織姫たちの挑戦』監督中島久枝

 

            (『ドバーばばぁ 織姫たちの挑戦』公式ホームページ